供日料理として、受継がれている代表的な「栗おこわ」「にごみ」それぞれの家で微妙に味が違いますが、にごみは伊万里独特の料理です。もともとは煮しめを作った後の残りの材料を、無駄にしないようにと作られていた料理だそうです。
供日期間中の楽しみのひとつ、伊万里を離れていた方も思い出すふるさと料理です。
【作り方】
① もち米と小豆は前夜に洗って水に浸しておく
② ①の小豆をたっぷりの水で型くずれしないように少し固めに煮る(煮汁は捨てずにとっておく)
③ 栗は外皮と渋皮を取り形よく切る
④ すべての材料を混ぜ合せ蒸し器で蒸す
⑤ 蒸気が上り八分どうり火が通ったら温めた小豆の煮汁を全体にかけて混ぜもう一度蒸し揚げる
【メ モ】
もち米は十分に水につけてください。蒸し器にもち米を入れる時は、中央をくぼませて入れるようにしてください。
蒸し上がったら飯台に移すと、余分な水分や蒸気を吸ってくれるのでべたつかずうまく仕上がります。
蒸し布を開けてしとを打つときは、燃え移ると危険なので火を止めてください。
まず、もち米を前夜に洗って水につけておく。翌朝、もち米をざるにあげる。砂糖と塩をもち米に入れて混ぜる。
蒸し器に入れて15分間蒸す。まんべんなく蒸れるようしゃもじでもち米をかえす。そのうえにお湯をかけてさらに15分間蒸す。
次に、おけにもち米を移し、小豆の汁をかけて小豆と栗を入れて混ぜ、再び、蒸し器に戻して15分間、蒸してできあがり。
【材 料】
【作り方】 ① 小豆は一晩水に浸し柔らかく煮る
② 栗は外皮と渋皮を取り形よく切る
③ 蓮根、里芋、ごぼうの皮をむき、固まりのまま下ゆでする
④ こんにゃくは、手でちぎりゆでてあくを抜く
⑤ 野菜はそれぞれ一口大の乱切りにする
⑥ だし汁と小豆の煮汁をあわせて全ての材料を煮る
⑦ 栗が八分どうり煮えたら、砂糖と醤油を加え、味を調えて煮あげる