太鼓の種類

太鼓について


トンテントン祭りの名前は、団車の中で打ち鳴らす太鼓の音が、「トン・テン・トン」と聞こえることから付けられたといわれています。
荒神輿・団車の巡幸や合戦は、打ち鳴らす太鼓の音に合わせて行われています。
合戦時、双方のボルテージがあがった頃に、喧嘩大将が合戦の合図の旗を掲げます。
そして、トンテントンと太鼓のリズムで徐々に双方の間合いを詰めて行き、合戦となります。

太鼓打ちが、合戦時の指揮官(実際は、喧嘩大将ですが・・・)と、言っても過言では無いぐらい大変重要な役割です。
「太鼓打ち」は、各町内に数人いて、祭りの前になると集まって練習します。しかし、練習といっても打ち方だけです。祭り本番のつもりで、周囲の状況等を予想しながら、練習をします。祭りを仕切る「太鼓打ち」は大変名誉な役柄ではありますが、度胸がいり、危険な役柄でもあります。
打ち方は、巡幸時に4種類、喧嘩(合戦)時に5種類の打ち方があります。

【巡幸時】

打立太鼓・・ゆっくり高く三つ打ち

伊萬里神社出発の際、出番町の長老又は、最高責任者が打つ最初の太鼓。

道行太鼓・・ゆっくり三つ打ち

次の合戦場所へと町内をねり廻る際に、子供に打たせる太鼓。

納め太鼓・・連続の早打ち

地面におろす際、打つ太鼓。

寄せ太鼓・・人が集まるまで打つ

休憩場やお旅所で、出番町の人々を集合させる太鼓。

【合戦時】

仕掛太鼓・・三つの早打ち

荒神輿からの挑発後、双方の担ぎ棒が組み合うまで打つ太鼓。

せり太鼓・・三つの連続打ち

喧嘩時、荒神輿・団車が地面に落ちるまで打つ太鼓。

乱れ打ち・・三・三・七拍子打ち

組み合ったままの状態が長くなった場合に打つ太鼓。(川落としなど)

引き太鼓・・ゆっくり三つ打ち

合戦をやめ、双方の位置に戻す際打つ太鼓。

追い太鼓・・三つの早打ち

荒神輿が勝って合戦場より引き上げる際、団車がもう一度合戦を挑む時に打つ太鼓。

太鼓の伝来・特徴

太鼓は奈良時代に中国から伝来したと言われています。奈良時代といえば710年~784年のことで、天皇を中心とする律令制度の出来た時代です。都は奈良におかれました。 この時代は中国(唐)の文化的影響が強く、太鼓もその一部として、伝来したものと考えられます。

ご存知の通り、和太鼓は木の胴に動物の皮を張った原始的な楽器です。牛の皮を使い、くり抜き胴を採用することで、世界で一番頑丈な楽器になっています。よって、良し悪しはともかく力一杯打っても壊れません。逆に洋楽器のドラムと違い、手首だけのステイックワークでは太鼓の持つ本来の音が出ません。 あくまである程度の強さを持って打ち込まなければなりません。

バチについて

一般的に太鼓の大きさや、曲目により使用するバチも替わります。大きな太鼓は太く長いバチで、小さい太鼓は細いバチで打たれます。
材料は、メープル(楓=もみじ)、樫(かし)、朴(ほお)、桜、黒檀等色々です。 硬いバチは強打に耐えますが手首に与えるインパクトが強くなります。
やわらかいバチは強打に折れやすいですが、手首を損傷から守ってくれます。
本格的な太鼓打ち(伊万里トンテントンの太鼓打ち)は、木材から自分で気に入った長さ、太さ、形に仕上げます。

材木店から適当な桜(色々)の角材を購入し、適当な長さにのこぎりで切断し、ナイフやカンナで隅を取り徐々に丸く仕上げます。 要領としては、四角い棒の四隅をカンナで削り、八角の棒にします。で、同じく十六角にします。ここまでくると、もうほとんど丸い棒ですね。完全に角をとります。次に太鼓の革を傷めないように、棒の先を丸く仕上げます。
木材を選ぶときは、バチが割れないように木目が斜めに入っているものは避けましょう。 仕上げは紙やすりで完全に表面が滑らかになるようにします。

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