伊萬里神社本殿にて、合戦組の喧嘩大将副大将を神様に奉告する、喧嘩大将副就任奉告式が執り行われます。
春頃から、当年の合戦組にて、安全で勇壮な合戦ができるように、担ぎ手全員の役割、配置、合戦方法などの確認をして、祭り本番まで納得いくまで検証が行われます。
祭りの準備に入る事を、神様に知らせる神事を行い、前年に傷んだ荒神輿と団車を修理する為、神社から神輿棟梁に預ける日です。
修理が済んだ荒神輿と団車を、伊萬里神社に奉納して清め、出番町の人々の清めも行われる日です。
伊萬里神社本殿にて、神様に祭りの日程を奉告し、祭の安全、地域の安寧と繁栄を祈願する神殿祭が執り行われます。
また担当神輿のくじ引きが行われて、安幕と本祭初日の担当神輿が決定、祭最終日に入れ替わります。
祭りの前夜、神様の分霊が神社本殿より神輿にお遷りになる神事を行い、「魂入れ」と呼びます。
和魂は白神輿と赤神輿へ、荒魂は荒神輿と団車へお遷りになります。
【当屋】魂入れの後、出番町の氏子で神輿にお遷りになった神様のお世話をする行事です。
祭りの当日、出番町の人々は神社に集まり、荒綱を使った伝統的な「綱かけ」で神輿を組み上げます。
夕方になり火矢を合図に神輿は神社を出発、各出番町を廻ってお披露目をし、最初の合戦場所へ向かいます。安幕合戦の一回目だけ、提灯をつけ華やかな状態で、合戦を行います。
安幕の翌日から2日間で巡幸路に合わせて、町内を巡幸激しい合戦を繰り広げ、最後の決戦となる2日目夕方の「川落し合戦」で幕を降ろします。
3日間の合戦と川落しを終えて、神社に納めた神輿から、神様の分霊が降りて神社本殿にお戻りになる神事です。これにより、本年の祭り行事の全てが終了します。